好きな作家ベスト5


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043 2012/10/11(木) 01:40:26 ID:EpCRQ2c1Fc
>>39
ども。これ硬派な感じになるんですね。さほど広くないわたしの読書歴では判断がつきませんでした。ポストモダンを
体験していない読者層には、ドゥルーズ、ジジェックなどと並んで人気高いと思います。おっしゃるように、
ラカンの予備学習としてデリダを読む必要を感じて、講義集を読んだあと『パピエ・マシン』というほぼ遺作にこれでノックアウトです。
デリダは『言葉に乗って』での言葉を紙にまつわる事柄に変換したもの的な。パピエ=紙の上に書く行為から書かれた文字文章、
そしてさらにパソコン画面に映し出される文字や、さらには免許証やアルジェリア移民のなんとか証明書など、
機能する紙などについて考察は広がります。パソコンワードに入力(こう表現していたと思います)することと紙に書くということの絡みなどなど、
それをすべて消化しきっていませんが、本当に面白いと思いました。
ナンシーですよ、あと。おっしゃる著作『共同体』は、凄いですよね。で、わたしは都市環境工学などの興味から、
人に薦められたのが『遠くの都市』というロスを題材にした著作でした。『共同体(コルプス)』にストレートに向かわず、
『遠くの都市』の着想に近いと思われている“シチュアシオン”関連のものにいき、サルトルなどよりギー・ドゥボールなどが刺激的でした。
いずれにしてもラカン、ニーチェ、エリクソン、フロイトなどなど、これらの人たちの読み解きと再構築(ドゥルーズ、笑)などをリードしていた感がある国だと思います。
(もちあげの提灯レスではありません! 率直に)
セリーヌは原文はめちゃくちゃ悪文らしいですね。泥沼を這いつくばって悪態をつく貧乏医者。これでもかと嘆きまくったり、
こっちが凹みますよね、実際。でも、この行動の中に主人公の純粋さが込められているし、またそれが痛いほどに感じました。訳は生田耕作のものでしょうか? 一番普及しているかと。

ネットをやるようになって、読書する時間がめっきり減ったので、いろんな書物の味わいや深みに触れられるのは、ありがたいです。5分の一くらいは、また自分への言い訳〔笑)です。

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