>>4 こんなハンドル。
手術で胸に取り付けられており、主人公自身がグルグル回さないと生命維持できない設定だったような。(ウロ覚え)
ありていに言えば高尚な話ではない。『世にも奇妙な物語』レベルの不思議なストーリー。
ものは試しで、古本屋で買って読んでみなされ。今なら値段もたいしたことないのでは?
おれは5時間で読破した。速い人なら3時間を切るらしい。深い哲学が含まれているわけではなく読みやすいと思う。
けなしてばかりなのもアレだから、一応フォローしておく。
人の文体というものは、必ず作者自身の人間性、思想、人生観が垣間見える。
出版するたび、ベストセラーを飛ばす作家が素晴らしい人格者だとは限らない。
文章からにじみ出る『臭み』が、「きっとコイツは鼻持ちならない人間だな」と見抜けることはザラにある。
たとえば……い、いや、やめておこう。おれだって人のことが言えないのだから。
それに反して、水嶋ヒロの文体の場合、お寒いオヤジギャグを織り交ぜるのは愛嬌として、
素直さと誠実さ、人としての優しさが伝わってきたと思う。
掲示板の連中は、やれジャニタレだの、イケメンだのと世間が騒ぐとすぐトサカにくるみたいだが、
水嶋はルックスだけが取り得の薄っぺらい男ではないと、彼の本を読んだおれが請合う。
ただ、やっぱり、『KAGEROU』自体はしょーもない本だけどね。
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