芥川龍之介 「歯車」


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001 2011/01/31(月) 21:25:20 ID:GbRAYaJDRQ
「僕」と語る主人公がレエン・コオトを着た幽霊の話を耳にする。特に気にしないでいたものの、
その後事あるごとにレエン・コオトが現れ、「僕」を悩ませる。
後になって、このレエン・コオトは義兄・西川豊が轢死したとき身に着けていたことを知る。
僕」は表面上はごく自然に振る舞っているが、奇妙な暗示と符合はレエン・コオトのみに留まらず、
赤光、黄色いタクシー、黒と白、もぐらもち、翼、火事、復讐の神などが繰り返し現れる。
やがて視界には半透明の歯車が回りだし、その数を増し、あとから激しい頭痛に襲われる。
「僕」がそれらの不可解な暗示を恐れ、心理的な迷路の中でさまよい、もがき苦しむ様子が淡々とした語り口で描かれている。

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023 2011/03/25(金) 16:35:23 ID:oZfv7QK30s
>>22
まあ元々は三島の言葉なんだろね。
三島自身が、「俺の根っこは太宰と似た所がある」とは聞いた事がある。
太宰にそう指摘されたという説もあるみたいだが。
そして俺だって誰だって、大なり小なり太宰的な女々しさを持っているだろね。
だが俺は嫌だ!弱いままで自分に甘え、進歩のないまま人生を過すのは耐えられない。
いつ辿り着くか知れない禅問答かもしれないし、強くなりたいという悪あがきだけで人生を浪費してしまうかもしれん。
実際、俺の人生は今までそうだった。
だが、俺にはそれしかないんだよ。

ちなみに丸山健二先生は、「自分の能力を超えた言葉にすがり付くのは危険だ」と言っている。
弱い人間が頑張りすぎて自分を追い詰めると、しまいには切腹しか選択肢がなくなるんだろね。
そこらへんを用心せにゃいかんな・・・

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024 2011/04/10(日) 07:28:21 ID:aLEBmA.yyY
結局、芥川も太宰も三島もナルシシズムの反動でああなってしまった様な気が。

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