パパ料理研究家の滝村雅晴さんの本 娘を8歳で亡くしてる


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006 2021/06/20(日) 19:12:33 ID:v6MVrgusWc
>>5「子手伝い」一緒に楽しんでいた

 優梨香さんが3歳くらいになると、パパの料理に関心を示すように。オムライスが好きで、仕上げにケチャップ付けを喜んでやっていました。枝豆の豆をプチプチ押し出す姿も楽しそう。滝村家では、「お手伝い」に満たない「子手伝い(こてつだい)」と名付け、「非効率でも子どもにやらせよう」と一緒に料理を楽しむことをモットーにしました。

 ところが、2011年に優梨香さんに病気が判明。1年弱の闘病の末、2012年に8歳で亡くなりました。闘病の最後は食べることもできず、点滴で栄養を取るのみ。「いくら作っても、目の前の娘には食べてもらえない。家族と食事できる機会は有限。食べてもらう相手がいて、一緒に食卓を囲めることがいかに幸せか、娘が教えてくれた」と振り返ります。

トモショクを娘と一緒に広げたい

 亡くなった優梨香さんが教えてくれたことが、今も滝村さんの活動を支えています。「パパ料理」のレシピには子どもも関われるよう「子手伝いポイント」を必ず書くようにしています。仕事で使うエプロンには、闘病中、優梨香さんが唯一動いた右手で描いた「ぐるぐる」の渦巻きに目を付けた、かわいらしい絵がデザインされています。

滝村さんが使うエプロンには闘病中、優梨香さんが描いた絵がデザインされている(滝村さん提供)

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