車輪の下


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001 2011/07/28(木) 06:37:04 ID:2ufM.5KjwU
天才的な才能を持ち育ったハンスという少年は、エリート養成学校である神学校に2位の成績で合格する。
町中の人々から将来を嘱望されるものの、神学校の仲間と触れ合ううちに、勉学一筋に生きてきた自らの
生き方に疑問を感じる。そして周囲の期待に応えるために自らの欲望を押し殺してきた果てに、ハンスの
細い心身は疲弊していく。勉強に対するやる気を失い、ついに神学校を退学する。
その後機械工となり出直そうとするが、挫折感と、昔ともに学んだ同級生への劣等感から自暴自棄となり
慣れない酒に酔って川に落ち溺死する。

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013 2011/08/28(日) 08:38:57 ID:iPFQzjvCgw
>>12
だから不思議じゃね?って意味

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014 2011/08/28(日) 08:46:14 ID:iPFQzjvCgw
>>13の補足

例えば瀬戸内寂聴が釈迦の話を書いているけど
非常に表面的で仏教的ではないのに
ヘッセはなぜ書けるのかな、と思いませんか?という不思議。

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015 2011/08/29(月) 00:04:17 ID:s4HYVA3HpA
瀬戸内寂聴の著作は読んだことないな
想像するに、キリスト教における遠藤周作みたいなものなのか
『わたしのイエス』はどうしようもない駄文だったな
仏教系の大学時代のエピソードだが
自分と同じくヘッセを敬愛していた大学教授がヘッセについて語ったときに
俺はいまどきの大学生には珍しくその教授に色んな意見をぶつけたんだが

俺「ヘッセは最終的には仏教徒だったのか、それともキリスト教徒だったんですか?」
教授「」

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016 2011/08/29(月) 03:28:22 ID:ZUmFIUb8ng
>>15
瀬戸内寂聴の釈迦は手塚マンガよりも酷いレベル。

仏教系の大学時代と書かれているので質問。

近代のヨーロッパでの仏教研究は日本よりも進んでいると聞きますが
ヘッセの時代からもあったのでしょうか?
それともヘッセ以降の影響なのでしょうか?

ヘッセがどのようにして仏教思想を体得していったのかが
今ひとつわかりません。

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017 2011/08/29(月) 07:57:46 ID:s4HYVA3HpA
ヘッセがインド方面に興味をもったのは彼の知識欲もあるとして、彼の両親がインドという土地で布教活動をしていたのが大きい
仏教はあくまでもヘッセの知る哲学や思想の一つ、といった感じ
インド旅行も実はインドには行ってない
ヘッセの普遍的な神秘思想は仏教的でありながらも仏教そのものではない
教授も残念ながらヘッセは仏教にあまり詳しくなかったと言った
ヘッセは自身の人間形成に決定的な影響を与えた3つのものを挙げているが
その中に「中国の古代思想の叡智」を入れていても仏教は入れていない

http://www.hermann-hesse.de/j...
ここの
伝記→「インド旅行」と「宗教」で大体知りたいことが知れるだろう

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018 2011/08/30(火) 01:44:11 ID:utyLcq1cxM
専攻が宗教なもので、書かれていないので差し出がましいながらも


>>近代のヨーロッパでの仏教研究は日本よりも進んでいると聞きますが
ヘッセの時代からもあったのでしょうか?
それともヘッセ以降の影響なのでしょうか?

シニカルな物言いで表現しているだけであって
やはりヨーロッパよりは日本の方が圧倒的に仏教研究が盛んです。
ただ、ヨーロッパにおける仏教研究の嚆矢は
19世紀前半までさかのぼることができ、ヘッセ以前から続いているものです。

仏教学や宗教学においても仏教研究の興隆にヘッセの影響があった
というような論調は普通には聞きませんね。

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019 2011/08/30(火) 15:09:50 ID:ybhrCnJgdk
>>17
>>18
ありがとうございます。少し理解できました。
ヘッセはキリスト教→ゾロアスター教→仏教と進んでいったのもわかりました。
作品の流れでいけば車輪の下→デミアン→シッダールタでしょうか。
デミアンは未読なので次回読んでみます。

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